昭和35年5月に大和船舶株式会社として、神戸市生田区海岸通に創業しました。以来、中型の貨物船を2~3隻所有し、東南アジア方面に荷物を運びながら、神戸市内に小規模な不動産賃貸業を併営していました。

その後深刻な海運不況の中、昭和47年完全に所有船を売却、海運業の廃業を決断。大和船舶土地株式会社として、本格的に不動産賃貸業に集中することになりました。

以後、住宅部門を中心に経営規模を拡大し、阪神大震災以後は、商業ビル・事務所ビル・宗教施設等々、より多様なビルディングタイプに投資の範囲を拡げてきました。

現在、神戸市内所有施設の経営面積は約50,000㎡程度となり、自社の開発では明確なコンセプトを持たせ、地域性のあるデザインを心がけています。他の類似施設との差別化を図るために、一級建築士である代表の鈴木祐一が、建築家としての職能を生かして開発のプロデュースを手掛けています。このプロデュースが、今の「家たちプロジェクト」につながっています。

今後はハード面の更新だけでなく、小さな経済、医療の仕組み、といったソフトな部分にも目を向けて、地域のコミュニティー・多様なエレメント・時代性を複合的に考えた家たちづくりを目指してゆきます。